日本寺院向け宝蓋の特注製作|内径五尺・総幅約1.8m・総金箔仕上げ

日本国内寺院向け宝蓋
本体内径:五尺(約1.5m)
総幅:約1.8m
木彫・総金箔仕上げ
雲板に祥雲、欄間に天人と雲の意匠を彫刻
現地条件の確認・製図・仕様確認・製作管理まで対応
2024年7月納品

  • 作品の詳細

日本国内寺院向け 総金箔仕上げの大型宝蓋

日本国内の寺院様向けに製作した、本体内径五尺、総幅約1.8mの大型宝蓋です。

木彫による立体的な荘厳意匠を施し、全体を純金箔で仕上げました。

上部には四方へ大きく立ち上がる雲板を設け、流れるような祥雲文様を彫刻。下部の欄間部分には、天人と雲を組み合わせた意匠を透かし彫りで表現しています。

さらに四周には各種の荘厳金具・垂飾を組み合わせ、堂内に設置した際に、正面だけでなく四方から豊かな立体感を感じられる構成としました。

2024年7月、日本国内の寺院様へ納品しています。


堂内空間に合わせた特注設計


宝蓋は単体の寸法だけで決められる寺院仏具ではありません。

御本尊や壇との位置関係、天井高、堂内の幅、参拝者からの見え方などを確認しながら、設置空間に適した寸法と意匠を決める必要があります。

本案件では、まず日本国内の協力会社を通じて寺院様のご要望を伺い、設置予定場所の環境や条件を確認しました。

その内容をもとに株式会社妙相で製作用図面を作成し、

本体径・全体幅・高さ・各部意匠・設置条件

などを整理したうえで、寺院様と寸法を確認してから製作へ進みました。


内径五尺・総幅約1.8mの大型構成


宝蓋本体の内径は五尺(約1.5m)。

四方へ張り出す雲板や装飾を含めた総幅は、約1.8mとなります。

大型の宝蓋では、本体部分だけでなく、上部の雲板や欄間、四隅の装飾、垂飾まで含めた全体の比例が重要です。

堂内に吊り下げた際に過度に重く見えず、それでいて御本尊周辺に十分な荘厳性を持たせられるよう、各部の寸法と造形バランスを調整しました。


四方へ立ち上がる祥雲意匠の雲板


本宝蓋の大きな特徴の一つが、上部を取り囲む雲板です。

四方へ向かって大きく立ち上がる輪郭とし、その全面に連続する祥雲文様を立体的に彫刻しました。

完成後に純金箔を施すことで、雲の凹凸によって光の反射に変化が生まれ、見る角度によって表情が変化します。

写真でも確認できるように、天井近くに設置された際には、雲板が宝蓋全体の輪郭を強く印象づけ、堂内上部に華やかな荘厳性を生み出しています。


欄間に彫刻した天人と雲の意匠


宝蓋本体の四周に設けた欄間部分には、天人と雲を組み合わせた意匠を彫刻しました。

平面的な装飾ではなく、奥行きを持たせた透かし彫りとすることで、人物と雲の動きを立体的に表現しています。

上部の祥雲文様と下部の天人・雲の彫刻を連続させることで、宝蓋全体に統一した仏教的な荘厳意匠を持たせています。


木彫から塗装・金箔まで工程ごとに確認


本案件では、図面承認後すぐに完成まで製作を進めるのではなく、主要工程ごとに寺院様と確認しながら製作しました。

特に、

木彫の造形
下地・塗装工程
金箔仕上げ

については、製作途中の状態を確認いただきながら進行しています。

寺院仏具は、完成後に簡単に仕様変更できる製品ではありません。

そのため株式会社妙相では、図面段階だけでなく、実際の製作工程に入ってからも必要な確認を行い、完成後の認識差をできるだけ防ぐことを重視しています。


全面純金箔による荘厳仕上げ


本宝蓋は、木彫部分を含めた全体を純金箔仕上げとしています。

特に祥雲文様や天人彫刻など凹凸の多い部分では、単純な平面への箔押しとは異なり、彫刻の細部を損なわずに金箔を施す必要があります。

金箔施工に入る前には、仕上がりの方向性について寺院様と確認を行い、彫刻の立体感と金箔の光沢を両立させるよう仕上げました。

完成後は、堂内照明や自然光を受けることで金箔面に陰影が生まれ、彫刻された雲や天人がより立体的に見える仕上がりとなっています。


日本側での打ち合わせから製作管理まで


本案件は、株式会社妙相が日本側の窓口として対応した寺院仏具の製作事例です。

まず国内の協力会社を通じて寺院様のご要望を確認し、設置環境や必要寸法を整理しました。

その後、

ご要望の確認

設置環境・寸法条件の確認

製作用図面の作成

寸法・意匠の承認

材料・工法の確認

木彫製作

塗装工程の確認

金箔仕上げの確認

完成・納品

という流れで製作を進めました。

単に完成品を輸入して販売するのではなく、日本のお客様のご要望を製作仕様へ落とし込み、工程ごとに確認しながら完成まで管理することを株式会社妙相の役割と考えています。


2024年7月、日本国内寺院へ納品


約1.8mに及ぶ大型宝蓋として完成後、日本国内へ輸送し、2024年7月に寺院様へ納品しました。

実際に堂内へ設置されたことで、上部の雲板、天人を彫刻した欄間、多数の垂飾、総金箔仕上げが一体となり、御本尊周辺を荘厳する華やかな空間となりました。

納品後、寺院様からも仕上がりについて高い評価をいただきました。


寺院仏具のオーダーメイド製作


株式会社妙相では、宝蓋のほか、

須弥壇、宮殿、天蓋、前卓、大壇、護摩壇、幢幡、常華など、寺院空間に合わせた各種仏具の特注製作に対応しています。

日本国内でのご相談・現地条件の確認から、製図、仕様確認、製作工程管理、品質確認、輸入・納品まで一貫して対応いたします。

既製寸法では対応できない大型仏具や、既存の内陣荘厳に合わせた意匠・寸法の製作についてもご相談ください。

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